映画 感想

ボヘミアンラプソディの感想

 

大ヒット映画「ボヘミアンラプソディ」を観て来ました。私はqueen世代ではないのですが、同タイトル曲がすごく好きだったのと、queenの生い立ちなどを全く知らなかった為、興味があり是非観たいと思いました。やはり観に行ったのは大正解でした!映画では彼らのバンド結成からサクセスストーリーに至るまでと、フレディ・マーキュリーの恋人や仲間との別離、それによる孤独から和解迄の心理描写がよく描かれており、queenの事を深く知る事が出来ました。
フレディと言えば、切っても切り離せないのがやはりバイセクシャルであるという事実ではないでしょうか。彼がバイセクシャルでなかったら最愛のメアリーが去って行く事も無かったし、マネージャーやバンドメンバーとの別離も無かったし、もしかしたらAIDSにもなっていなくて未だに歌っていたかもしれない…!?なんて事を思うと残念でなりませんが。
映画の中で私が一番印象に残ったのが、メアリーが別の男性との子供を妊娠した事をフレディに告白するシーンです。思わずフレディは「なんという事だ」と言ってしまうのですが、私はこの一言がグサッと心に付き刺さりました。孤独感に苛まれていたフレディにこの告白はあまりにも残酷です。この時のフレディの絶望的な気持ちはどれ程のものだったでしょう。映画の中でフレディはメアリーに対して「一緒にいてくれ」「運命の人だ」と一貫して言い続けていました。こんなにフレディに愛され必要とされているのだから、側にいて支えてあげて欲しいと思ったけれど、もし自分がメアリーの立場だったらどうだろう?バイセクシャルのパートナーを受け入れられるでしょうか?ちゃんと「恋人」として見られるでしょうか?結局は私もメアリーと同じように、好きな事に変わりはないけれど愛情は別の形へと変化してしまうのかもしれません。メアリーも「あなたは悪くない」と、フレディを責める事はしていませんでした…。悲恋ですね…。
でも最後はバンドメンバーや父親とも和解出来たし良き心の友(?)も出来たので、良かったなと思いました。ケンカはあったものの、バンドメンバーは皆仲良しだった事が伺え、見ていて気持ちが良かったです。フレディがバンド再結成を懇願する時に「(バンドメンバー以外の)雇った人と組んでみたが、あいつらは全て俺の言いなりで、決してふて腐れたりしない。それが嫌だった」というようなセリフを言うシーンがあるのですが、フレディがバンドメンバーを「家族だ」と言い続けて来た所以はそこにあるように思いました。
そしてラストの「LIVE AID」のシーン。家に帰ってから実際の映像をYouTubeで観て「ああ、こういう状態でこんな思いを込めてここに立っていたんだなぁ」と思ったら涙が出て来ました。この動画を観るに当たっては、映画を観た人と観ていない人とでは雲泥の差があります!まだ観ていない人は是非映画を観てから動画を観て頂きたいと思います。あのステージに立つまでの背景やあのステージに懸けるメンバー達の意気込み、フレディの思い等が感じ取れると思います。
ちなみにqueenの事を(実話だという事すら)全く知らなかった中学生の我が子も、映画を観て「良かった、もう一度観たい」と言っていたので、queenを知らない若い子にも良さが十分伝わる映画です。

page top