映画 感想

「ファントム・開戦前夜」冷戦時代の情報戦 

 

冷戦時代に米ソ情報合戦中に太平洋ハワイ沖で消息を絶った、ソ連の原子力潜水艦とアメリカとの攻防・駆け引きを描いた2012年のアメリカ映画です。監督は、トッド・ロビンソン。エド・ハリス主演の映画です。冷戦時代、ソビエト社会主義共和国連邦の一隻の核ミサイル搭載潜水艦B-67が極秘で謎の試験的な装置「ファントム」を運んで一つの国家プロジェクトとしてソ連の港を出港しました。艦長に選ばれたのはエド・ハリスが演じるデミトミー・ズホフ。2人の専門技士と乗員を多数乗船従え、ソ連の港を出港するのでした。しかし航海途中で艦内で内乱が起き、艦長らは一旦、内乱者に抑圧されるのです。しかし内乱者との攻防中で銃を放つと、艦体に穴が開き海水がなだれ込んできます。専門技士が応急処置するも、中々治まらず、電気系統もやられ、潜水艦は、とても危険な状態に。原子炉にまで甚大な被害が及ぶのを防ぐために技師らが炉内へはいるのですが、そこで待ち構えていた者は最悪の事態でした。そしてその運命はいかに。実際の旧ソ連時代の潜水艦を使用した撮影は東西冷戦時代下さ中、一寸たりとも気を抜けない極秘諜報作戦や情報筋による工作時代を彷彿させる感じでした。映画の場面でも、原潜が故障して走行不能に陥るときの乗員たちの生き詰まる葛藤やそれを治そうとする不屈の精神には、一瞬神経がピリピリし、緊張が走りました。また、ソ連原潜の前に近代装備したアメリカ軍の戦艦が姿を現した時の両大国に一触即発緊張状態は、そろそろ、大戦かとの臨場感と潜水艦望遠鏡から見たアメリカ軍の姿にソ連乗員の動揺も隠せないのも冷戦時代の状態だったならではでしょう。アクションパニックと言うよりも、サスペンス映画の形相もいれた映画でした。当時、米ソがどのような体制下にあったのかが、作品内容の一部々でわかる要でした。今のロシアではなくソ連時代でしたから。そして、映画の冒頭で、技術者や搭乗員の搭乗名簿がないことにも気づきその正体に疑問を抱くことをストーリーの中でのサスペンス性と言う形で出ています。でした。今のロシアではなくソ連時代でしたから。ハワイ沖でソ連原潜が消息を絶つと言った謎めいた史実に基づいたサスペンス的な作品といえると思います。キャストとして、主演のベテラン俳優、エド・ハリス、デイビット・ドゥカブニー、ウィリアム・フィクトナー、ランス・ヘンリクセン、ショーン・パトリック・フラナラリー。監督はトッド・ロビンソンで監督と製作を手掛けています。トッド・ロビンソンは映画「白い嵐」でも脚本・監督をしていました。また、主演のエド・ハリスは「アポロ13」、「ザ・ロック」、「スターリングラード」の出演でもおなじみです。18
キャストを見ましてもほとんど全てアメリカ人の俳優を起用しております。エド・ハリスは1989年の「ジャックナイフ」でゴールデングラブ賞、1995年の「アポロ13」ではゴールデングラブ賞とアカデミー賞にノミネートされたこともあるハリウッドきっての大物ベテラン俳優です。主演・エド・ハリスの老腕なソ連原潜搭乗艦長の勇志は当映画にはぴったりと当てはまっています。エド・ハリスを起用したあたり、監督兼任、その他の映画でも多数、脚本・製作も兼ねている「映画を知り尽くした仕法」トッド・ロビンソンの采配の一つだともいえます。 

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