映画 感想

音楽は時に熱い魂のぶつかり合い「ボヘミアン・ラプソディ」

 

私はボヘミアン・ラプソディをおすすめします。この映画は既に多くの人に親しまれ、素晴らしい映画であることは皆さん周知のことと思います。クイーンのボーカルの半生を描いた映画ですが、何故今映画化されたか?そこに注目しつつ思ったことを書いていきます。ずばりこの映画は音楽と歌い手の魂と魂のぶつかり合いでした。音楽をハートで感じて歌う彼の声と歌に込めた想い、そして歌の意味を理解すると余計に愛着がわくとおもいます。誰を想い、歌っているかそれを知りながら聞くと曲により声の感じがまた違って聞こえてきます。見ている側も思わず、彼の歌に鳥肌がたちました。男性の中では割と高い声も出せてとても、力み過ぎず柔らかい洗いたてのタオルの様なふわふわした声に時に癒され魅了されました。彼はいつも全力で、全身全霊で歌を歌っていたんだなと思い、その生き様がかっこよかったです。まさに、歌う為に生まれてきたんだなと思います。作品の中で彼は自分の性と実際の性の不一致、家族との関わりに対する悩み、人種差別されることに悩んでいました。ここで取りあげたいのは、この作品はもしかしたら昨今現代社会問題になっているLGBTへの杜撰な対応、差別や軽蔑を訴えていて、そして、彼らもまた唯一無二の存在であり、LGBTがいる世の中は当たり前で、性格が皆違うのと同じで皆毎日を同じように生きていると語りかけているようにも感じるのです。今はメディアや政府自治体などで話し合いがされてきてはいますがが当時主人公の生きていた時代でのゲイとしての生き方は冷たい壁が頬に突き刺さるように、今よりも周りの当たり風が冷たかったのではないかと思います。そんな中でクイーンのメンバー達に出会い、血の繋がりはないけれど家族の温かみを感じ、彼は支えられ人気を誇るバンドのボーカルにのし上がったのだと思いました。エイズだと分かり、出ることになったチャリティイベントの前に、堅実な父に大して今まで分かり合えず、理解さえしてもらえなかったが、人の為に尽くす人間になった、父さんに昔から言われてきたことだと告げている部分を聞いて、年はもういい年ですが、ずっと彼はどこかで父親にあまえたかったし、色々話したかっし、自分という存在を理解して欲しくて、自分を見てくれともがき苦しんでいた部分から解放されたようにも感じました。彼の半生は決して楽なことばかりではなく、むしろ大変な事が多かったと思います。それでも、彼と言うひとりのクイーンのシンガーが、磨き、磨かれ、宝石の様に世間に認知された事は誇らしいことであり、天国にいる彼も喜んでいるのではないかと思います。

page top